30/11/2025
閉店にあたって。突然で誠に勝手ながら大変恐縮ですが、当店はこのたび閉店することとなりました。ここ数年は卸店さんを通じて、私どものはちみつを手に取っていただいるお声を頂戴する中で、本当に皆さま喜んで味わっていただいているだけに、非常に心苦しく殘念でなりません。
思えば、2015年に脱サラをし、養蜂の世界に飛び込みました。1年後に養蜂家として独立し9年間、養蜂業とはちみつの卸販売、小売りネット販売業を営んで参りました。
一度、私の失敗から規模を大きく縮小してしまい、そこから何とか再起を図るべくここまで来、当初の頃とまでは行かなくとも、徐々に生産量を戻してきました。しかしながらその矢先、この夏越しは大失敗に終わり、巣箱の規模を大きく減少させてしまいました。
再度再起を図るにも多額の投資が必要となり、今回の決断のきっかけとなってしまいました。
加えて、昨今の猛暑、酷暑の中での養蜂作業は、早朝作業と言えど私のアトピー性皮膚炎の体には年々厳しいものとなり、もう限界であることを意識したこの夏は、決断を後押しするもう一つの大きな要因となりました。
話は変わりますが、私はキリスト教信仰において、天国の訪れを信じる者です。神に造られし全ての被造物世界が、この地球温暖化の最中で呻いており、私たち人間はおろか、みつばちたちも、花々も、年々息しているだけでも苦しい世の中になってきています。
もし
もしエデンのように自然が回復するのなら
私はその場所で再び
みつばちを飼い
花々を愛で
痛みもなく
痒みもなく
収穫をともに喜び
収穫したはちみつをともに味わいたい。
Your teachings are sweeter than honey.
あなたの御教えは、はちみつよりも甘し。
聖書に語られているその天国の訪れ、
そのことを私は待ち焦がれています。
荒唐無稽な話に脱線してしまいました。
全ての養蜂家さん、農家さんを本当に心から尊敬、応援いたします。
その作り手さんから実際手に取って選んでくださる皆さまに感謝申し上げる思いです。
私どものはちみつを実際に手に取って、ひと匙ひと匙召し上がってくださったことを、本当に心から感謝申し上げます。
私たちに代わり、懇切丁寧に説明、販売してくださったすべての卸店の皆さまに、私たちは顔を上げるすべが見つかりません。
毎年瓶や蓋の資材から包裝、ギフトの箱に至るまで、私どものわがままを聴いて実現してくださった各社の皆さま、皆さまのお力なくして、私どもの商品はこの世に存在しえませんでした。
土地を貸してくださった皆さま方、草刈りが滞ることが多い中、毎年貸してくださり、いくら感謝しても感謝しつくせません。
特に大きな事故もなく安全に食品を食卓にお屆けできたことは、安堵の心でいっぱいであるとともに、皆さまからの冥利に尽きる数々のお言葉を、ひとつひとつ思い返しています。
このような素晴らしい皆さまとの関わりの中で、養蜂業、はちみつ販売業を営めたことを、本当に誇りに思います。
この10年間、皆さま、すべての皆さまに、
本当に、 本当に、 ありがとうございました。
2025.11.30
ナベショーのはちみつ屋