豆腐工房まめや

豆腐工房まめや 高遠の山あいの村にある小さな手作りの豆腐屋です。かまどに薪をくべて

「全国豆腐品評会で農研機構賞を受賞しました」9月に行われた全国豆腐品評会の結果が出ました。木綿豆腐の部門で、農研機構賞を受賞しました。この賞は、農研機構(農業・食品産業技術総合研究機構)という国立の研究開発機関の審査により、大豆の特性を引き...
15/11/2024

「全国豆腐品評会で農研機構賞を受賞しました」

9月に行われた全国豆腐品評会の結果が出ました。
木綿豆腐の部門で、農研機構賞を受賞しました。この賞は、農研機構(農業・食品産業技術総合研究機構)という国立の研究開発機関の審査により、大豆の特性を引き出した製品や、地大豆を巧みに使用した製品、希少価値のある大豆を使用した製品に授与される賞とのことです。

大豆の特性という点から、僕が作っている豆腐について少し紹介させてください。
僕は創業からずっと地元産のギンレイという大豆を使ってきました。全国でもここ長野県の上伊那地域が産地で、糖度が高くおいしい大豆です。ただ、たんぱく含有量が少ないので、一般的には豆腐を作るのには向いていません。
実際、長野県で一番多く栽培されているナカセンナリと比べても、しっかりと固まらず(固まり方が緩くなる)、歩留まりもよくないです。しかし、桶の中でにがりで寄せた直後(これを「寄せ豆腐」と呼びます)のなめらかな舌触り、爽やかな香りは格別なものです。
そこで、僕はこの寄せ豆腐のおいしさを閉じ込めた木綿豆腐を作りたいと思いました。寄せ豆腐を崩して型箱に盛り込み、上から重しをして水を抜き、四角く成形したものが木綿豆腐です。
型箱への盛り込み方や、豆乳の濃度、寄せる時の温度など、試行錯誤して、現在のような木綿と絹ごしの中間のようなスタイルに辿り着きました。
元々しっかり固まらないギンレイですが、あえてにがりの量を最小限に抑えることによって、なめらかな食感を出すことを心がけてきました。にがりの量を増やせばもっとしっかりした食感にもなりますが、それはギンレイの良さを活かすことにはならないような気がしています。
はじめのうちは、型箱に敷く布にくっついてしまったり、ポヨンポヨンの柔らかすぎる豆腐になってしまったり、大きすぎてパックに収まらないこともしばしばでした。ようやく今はまあまあ安定して作れるようになりましたが、それでも毎回違ったものになります。
そんな豆腐だと理解して買い続けてくださるお客さまや取引先の皆さんに感謝しています。
香りや風味については、かまどを使い、薪の火でゆっくり炊き上げることによって、青臭さを消して、香ばしく豊かな風味を引き出すことができると思います。消泡剤を使わないことも、豆の香りを活かす上で重要なことです。
直火で炊くと焦げやすいので、濃い豆乳は炊けませんが、かえってその方が豆の固有の風味を活かすことができると思っています。

ある程度の安定した品質の豆腐を作るには、各種の条件を揃えたり、技術的な安定性も必要だと思いますが、僕は日々刻々と変化する大豆の状態を五感で感じ取る感性の方がもっと大切だと思っています。そのように大豆に寄り添い、そして、自分が作るのではなく、かまどや大豆という自然物の力に委ねた豆腐づくりは、結果的においしいものを生み出し、作る人を癒すことにもなり得ます。

これから湯豆腐や鍋に豆腐が活躍する季節です。火を通してふんわりとして、香りが立つ時が、豆腐の真骨頂だと思います。まだ召し上がったことがない方も、ぜひお召し上がりいただきけたら嬉しいです。

11/17(日)・18(月)の「かまど炊き豆腐づくり講座」ですが、残り1枠になりました。定員は2名です。2名受講された方が学びが深まりますので、もう1名受講されることを願っています。1泊2日の講座は、1日目に僕と一緒にかまどで火を焚いて豆腐...
06/11/2024

11/17(日)・18(月)の「かまど炊き豆腐づくり講座」ですが、残り1枠になりました。定員は2名です。2名受講された方が学びが深まりますので、もう1名受講されることを願っています。

1泊2日の講座は、1日目に僕と一緒にかまどで火を焚いて豆腐を作ってみます。火を起こすところから、大豆を炊き、にがりを打って、出来上がった豆腐をパックするところまで、一連の工程をすべて体験していただきます。
使った道具や機械をきれいに洗って元に戻すまで、すべてのお仕事をしていただくので、ハードではありますが、手足を動かして五感さはで様々なことを感じられると思います。
2日目は、その体験を通して感じたことを、もう一人の自分が自分を見るように、俯瞰的な視点で振り返って言葉にしていきます。どんな時にどんなことを感じたのか、どういう時に自分の心が動いたのか、それを手がかりに自身の奥底にある願いに触れることを試みます。

誰もが大きな流れの中で生かし生かされていることに気づくと、どんな個性を持った命もみな尊いと感じます。
内なる願いを素直に開かせて生きることで、感情や欲に振り回されず、また人との比較や評価、常識や固定観念の中で己を偽る生き方から、ご縁や巡り合いの中で進んでいく生き方を手にしていくことができるのではないかと思います。
この講座が、安心感と充足感に守られ、それぞれの個性が発揮される人生の後押しになればと思っています。

申込み締め切りを来週13(水)といたします。必要な方に届きますように、シェアしてくださると嬉しいです。

*講座の詳細や申込み方法はコメント欄のイベントページをご覧ください。

以下に、先月受講された方の感想を掲載させていただきます。

********

かまど炊き・・この言葉がとても魅力的で講座に申し込んだ。甥姪、そして子どもたちにとって、心の故郷を感じる味が作れたら・・

豆腐づくりが始まった。
給水大豆をすくい上げた時の、ふわっと優しい感触。ほのかに香る甘い香り。
薪火やかまどが生み出す大きな熱。沸き上がるボコボコとした湯。大豆が放った灰汁を静め、また放たれた灰汁を静め・・を繰り返したら、呉は豊潤な姿を現した。

豆乳に流れを起こし、にがりを打つ・・

できあがった豆腐の、なめらかな口あたり。豊かな豆の風味。かまどの炎が、じんわりと私の内にやってきた。

自然の力を感じた豆腐づくり。その味は素晴らしかった。
そして・・「豆腐を作っているのは自然物。全てのものに感謝しかない」という桐島さんの姿が、悩みを抱えていた私に、大きな一石を投じてくれた。

「11/17〜18   人生を自給する 1泊2日かまど炊き豆腐づくり講座へのお誘い」かまどに薪をくべて、ゆらゆらと揺れる炎を見つめる。大豆を手ですくって香りを鼻に吸い込む。噴き上がる泡を両手で懸命に混ぜる。心を集中させて豆乳の流れを感じ取り...
29/10/2024

「11/17〜18 人生を自給する 1泊2日かまど炊き豆腐づくり講座へのお誘い」

かまどに薪をくべて、ゆらゆらと揺れる炎を見つめる。大豆を手ですくって香りを鼻に吸い込む。噴き上がる泡を両手で懸命に混ぜる。心を集中させて豆乳の流れを感じ取り、にがりを打つ。
長い時間をかけ、五感をフル活用して出来上がった豆腐を水槽からすくい上げると、何とも言いがたい嬉しさやありがたさが込み上げたりする。
そのありがたさは、自然と一体となったことの充足感から来るのかもしれない。わたしとかまどと大豆が一つだと知った時、わたしという存在の小ささを思うかもしれないし、大きな流れに包まれている安心感を感じるかもしれない。
その充足感や安心感が、私たちの個性を発揮させてくれると僕は考えている。自分が大きな流れの中の粒であることを知った時に、自分を外側から少し距離を置いて見ることが可能になる。わたしという存在は、全体の一部であると共に、パーソナルでユニークであることに気づく。

どうやら私たちは、自身を他者として離れて見た時、感情に翻弄されずに、その内側にあるもっとピュアな願い(魂の目的かもしれない)に気づけるようだ。
その願いを開かせて素直に生きる時、私たちは思っている以上の力を発揮するらしい。それは流れを起こし、世界に何かを巡らせるようだ。巡らせると巡ってくる。巡ってくるものは、ただ受け入れるだけになる。

目標に向かって動くと、結果に囚われる。良い結果を出し、悪い結果を出したくないと思ってしまう。これは自力の生き方だ。
願いに従って動くと、「良い/悪い」や「できる/できない」を超えて、巡ってくるものが自然と人生を進めてくれる。こちらは他力の生き方だ。

全体の中で生かされていることへのありがたさ。満ち足りていると感じる心。
これらを携えておくと生きるのが楽になるようだ。それを感じるのには、身体感覚を伴った体験が手助けしてくれる。

**********

かまど炊き豆腐づくり講座を続けてきて、この講座が多くの方のお役に立てることが確信に変わってきています。
一度にお二人しか受講していただくことごできませんが、一人でも多くの方に体験していただきたいと願っています。
僕の言葉の意味が分からないかもしれません。体験していただくと、頭ではなく、感覚として分かるようになるようです。
この週末に受講された方が「物事の見え方が変わりました」と、最後におっしゃっていました。

※詳細は、コメント欄のイベントページをご覧ください。

「価格改定のお知らせ」いつも応援してくださる皆さま、ありがとうございます。11/1より、豆腐関係の全商品の価格を改定させていただきます。昨年2023年には、原材料費から光熱費に至るまで、あらゆる仕入れ価格が上昇しましたが、これまで価格は据え...
13/10/2024

「価格改定のお知らせ」

いつも応援してくださる皆さま、ありがとうございます。
11/1より、豆腐関係の全商品の価格を改定させていただきます。
昨年2023年には、原材料費から光熱費に至るまで、あらゆる仕入れ価格が上昇しましたが、これまで価格は据え置きにしてまいりました。
今年はプラスチックの包装材料を中心に、大幅な仕入れコストの上昇がありました。特に、豆腐のパックやフィルム、ラベルシールなど、商品1点1点にかかってくるコストの上昇はインパクトが大きく、価格に転嫁せざるを得ない状況です。
多くの方の暮らしが苦しくなってきている中で大変申し訳ありませんが、ご理解いただけましたら幸いです。

◉ 価格はすべて税込みです。
・木綿とうふ 新価格470円(旧価格450円)
・厚揚げ(2個入り) 新価格340円(旧価格320円)
・油揚げ(2枚入り) 新価格330円(旧価格310円)
・油揚げ(1枚売り) 新価格160円(旧価格150円)
・豆乳 新価格370円(旧価格350円)

*中粒納豆については、11月中に規格変更を予定しておりますので、その際に価格も含めてご案内いたします。

なお、オンラインショップでのご注文につきましては、11/1以降のご注文分から新価格に変更いたします。
10月中にご注文手続きが完了して、発送が11月以降になるものは、旧価格のままで対応いたします。

「今日はとうふの日」先月、骨折して仕事をしばらくお休みし、たくさんの方にご心配とご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。おかげさまで、昨日から仕事を再開することができました。今日は10月2日、「とうふの日」です。16年前の今日、かま...
02/10/2024

「今日はとうふの日」

先月、骨折して仕事をしばらくお休みし、たくさんの方にご心配とご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。
おかげさまで、昨日から仕事を再開することができました。
今日は10月2日、「とうふの日」です。16年前の今日、かまど炊きの豆腐屋を開業しました。とうふの日の朝を、豆腐を作って迎えることができてよかったです。

今、町の小さな豆腐屋は激減しています。資本主義という力の原理によって、長い時間をかけて培われてきた文化や技術が、押しつぶされようとしています。
僕は、せっかく豆腐屋というお役目をいただいたのだから、お金では計ることのできないそのような価値を守っていくことに力を尽くしていきたいと思います。
守る方法は、力に対して対抗するのではないと思っています。競い合いや奪い合いではなく、分かち合うことで守っていきたい。

ぜひ今夜は、町の豆腐屋さんの豆腐を、ご家族やお友達と召し上がっていただけたら嬉しいです。

*今週末のかまど炊き豆腐づくり講座は、今日でお申込みを締め切ります。よろしかったらご一緒しましょう。

おはようございます。何度かご案内してきました「人生を自給する 1泊2日かまど炊き豆腐づくり講座」ですが、10/6(日)・7(月)の回のお申込みは明日10/2(水)で締め切ります。あと1枠空いていますので、必要とされる方に届いたら嬉しいなと思...
30/09/2024

おはようございます。
何度かご案内してきました「人生を自給する 1泊2日かまど炊き豆腐づくり講座」ですが、10/6(日)・7(月)の回のお申込みは明日10/2(水)で締め切ります。
あと1枠空いていますので、必要とされる方に届いたら嬉しいなと思います。

かまどで火を焚くという体験はもちろん、それを使って実際に大豆を炊き豆腐を作るという体験は、一生ものになることは間違いないと思います。

講座の詳細とお申込み方法は、コメント欄のイベントページにありますが、こちらにもテキストを貼っておきます。
よろしくお願いいたします。

**********

この講座は、16年に渡る僕の豆腐屋としての経験から学んだことの一端を受講者の皆さんと共有し、ご自身の人生を舵取りしていく一助にしていただきたいという思いで企画しました。

「委ねること、寄り添うこと」

1日目は、実際の豆腐屋の現場で、火を焚いて、僕と一緒に豆腐づくりをしてみます。かまどを使った豆腐づくりは、薪の火やかまどという自然物に委ねる豆腐づくりです。また、大豆というもの言わぬ相手に寄り添うことでもあります。
それはどんな仕事なのか、五感を通じて体験していただけたら嬉しいです。

「自身の願いに気づく」

2日目は、僕がかまど炊きの豆腐屋を続けてくる中で経験してきたことや学んだことをお伝えします。また、受講者が豆腐を作る体験を通じて感じたことを、対話の中で言葉にしてご自身の生き方に落とし込んでいきます。
ご自身の奥底から湧き上がる願いに気づき、開かせることにつながれば幸いです。

【タイムスケジュール】
◉ 1日目
  5:30 豆腐工場集合
  6:00 豆腐づくり開始
 12:00 豆腐づくり終了、移動
 13:00 muiにて昼食
       終了

◉ 2日目
  9:00 講義・対話
 12:00 昼食
       全日程終了

【2日目カリキュラム】
1. 豆腐づくりの基礎知識
2. 豆腐を作る意味について
3. 食べる意味について
4. 他力と自力について
5. 自他の区別と統合について
6. 自分との付き合い方について
7. 与える/受け取る/寄り添うということについて
8. 自給と自由/分かち合いについて
9. 命について
10.生きる意味について

【場所】
 豆腐づくり  ・・・ 豆腐工房まめやの工場
            長野県伊那市高遠町山室2326-1
 それ以外の日程 ・・ とうふ カンパーニュ 暮らしの品 mui
            長野県伊那市東春近9135-1
【定員】 2名
【費用】
 48,100円(2日間の食費含む)
 *作った豆腐約15丁分をお持ち帰りいただけます(宅急便での発送もできます。送料別途。
)大切な方と分かち合っていただければ幸いです。 
【日程】10/6(日)・7(月)
【お申込み方法】
 メールにて、動機を含めてお申込みのご希望をお知らせください。
 [email protected]
※ お申込み締切:9/30(月)
【その他】
・宿泊については、ご自身で手配をお願いいたします。
・移動の交通手段など、ご心配なことはお気軽にご相談ください。
・muiの講座・研修全体ついては、こちらをご覧ください。
https://note.com/mui_tofu_camp/n/nf896967d7a43
【講師プロフィール】
 桐島 さとし
 1979年長野県生まれ。東京大学教養学部卒業。会社勤務を経て、2008年に南アルプス山麓の村で「豆腐工房まめや」を開業。2014年に一旦廃業し、転職。2016年に再開。2021年にパートナーと「とうふ カンパーニュ 暮らしの品 mui」を開店。コミュニティはを土台にした生産活動のあり方を模索している。

「自分の願いに触れる ー 人生を自給する かまど炊き豆腐づくり講座へのお誘い」能登が今度は大雨の被害と聞くと胸が締め付けられる。同じ思いをする方も多いのではないかと思う。次から次へと、予期しないことが起こる。自分ではどうにもならない理由の出...
22/09/2024

「自分の願いに触れる ー 人生を自給する かまど炊き豆腐づくり講座へのお誘い」

能登が今度は大雨の被害と聞くと胸が締め付けられる。同じ思いをする方も多いのではないかと思う。次から次へと、予期しないことが起こる。
自分ではどうにもならない理由の出来事については、人は感情を揺さぶられることが多いように思う。怒りや絶望などもあれば、逆にむやみに歓喜したり興奮したりすることもある。
感情に支配された時、人は判断を誤って行動しやすいらしい。それが得てして不幸を呼ぶことがあるようだ。

どうしたら感情に支配されないで済むのだろう。僕はひとえに、「自分に依る」ということに尽きる気がする。
今はインターネット上に様々な情報が溢れていて、それを取捨選択するのは容易ではない。一見正しいと思われる情報に従ってみて、後悔することもある。
情報に流されないためには、自分の軸を持っている必要があると思う。情報は、自分の五感で確かめられないものが多い。もちろんすべてのことを自分で確かめることなどできないのだから、他者の情報に頼ることは必要だ。かと言って、それを「自分が分かった」ことにするのもまた安易すぎる気がする。極端なことを言えば、地球が丸いことさえ、自分の目で確かめたことがある人はわずかなのだ。
僕は、自分の五感で確かめられないことに関しては、それが全てではないかもしれない、という余地をいつも残しておこうと思っている。他の可能性だってあるかもしれないと思う。あくまで、自分で納得したことだけを頼りにする。
かと言って、自分の考えだけが正しいとも思わない。それもまた、他の可能性があるかもしれないと思っておく。

溢れる情報から、信じるに値しないものを、僕が判断している方法がある。それは言葉の不自然さに注目することだ。
人の意識を惹きつけるために、表現が不自然に誇張されることが多い。特にタイトルなどは、意図的に人の注意を惹きやすいコピーが選ばれる。センセーショナルで情緒的な表現で、人の感情を揺さぶり、コントロールしようとする。明らかな嘘が含まれている場合すらある。
もちろん、気の利いたキャッチコピーは悪くない。けれど、もっと誘導的な意図が含まれるものが多く見受けられる。
誠実な発信者はそのような表現を使わず、淡々とした言葉を選ぶものだと思う。そして、使い回しの表現ではなく、きちんとその人の言葉で表現するはずだ。そこを見分けたい。

感情に支配されないための自分の軸を持つのは、言葉で言うほど簡単ではないと思う。なぜなら、あらゆる情報を、私たちは良い悪いで判断してしまいがいだからだ。人間である以上、そこから逃れることは難しい。判断や解釈をすると、そこに感情が伴うのが人間だと思う。
それ自体が悪いわけではなく、僕は良い悪いの判断をして、何かしらの感情を抱いている自分自身を、外側から一歩引いて観察できるようになると楽なのだと思っている。
感情はあくまで自分から生まれたものであって、誰かにもたらされたものではない、と知ることである。そのような感情を抱いている自分がいることを客観的に見る。

こういった心の在り方は、自然とつながることで可能になるらしい。自分が大きな流れの一部だと認識することで、自分自身を俯瞰的に観察できるようになるのだと思う。
感情は体からのサインだと、僕は思っている。感情よりももっと内側に、誰しも願いがあるようだ。その願いが満たされていると幸せを感じ、不足していると怒りや悲しみを感じる。
その願いを冷静に感じ取ってあげることが、私たちには必要だ。それが自分の軸になっていく。

かまどに薪をくべ、火を炊き、眺める。五感を使って大豆の状態を見極める。大豆が豆腐になるまでの工程をすべて自分で辿ってみる。
身体感覚を伴って自然とつながる経験が、不思議と私たちの奥底にあるものに触れる手助けをしてくれる。
10/6(日)・7(月)のかまど炊き豆腐づくり講座は、あと1枠空いています。どうぞよろしかったら、自分とつながる体験を共有してくださる方がいらしたら嬉しいです。

*講座の詳細はコメント欄のイベントページをご覧ください。

「人生を自給する 1泊2日かまど炊き豆腐づくり講座 ー無為とは何かー」僕らの店の名前のmuiは、「無為」という言葉からとっている。「無為自然」などの「無為」で、「作為がない」「意図しない」というような意味合いとして解釈している。なぜその店名...
15/09/2024

「人生を自給する 1泊2日かまど炊き豆腐づくり講座 ー無為とは何かー」

僕らの店の名前のmuiは、「無為」という言葉からとっている。「無為自然」などの「無為」で、「作為がない」「意図しない」というような意味合いとして解釈している。
なぜその店名にしたかと言えば、僕らの食べ物づくりの精神をそのまま表していると思ったからだ。作り手本位ではなく、自然(食べ物)の方へ委ねる。作り手はあくまで裏方として寄り添う。作り手の都合が優先になると、不自然な作りになり、豊かさが損なわれてしまう。
豆腐づくりで言えば、大豆や薪、かまどといった自然物の方へ委ねる。大豆は常に変化している。作り手は五感を総動員してその変化に寄り添い、大豆の命が最も活性化する最適のタイミングを計って手を添える。それは、自分と大豆は別々の存在であることを明確に認めることでもあり、大豆と一体になることでもある。相反するように思える二つの事柄を同時に言い表すのが「無為」という言葉だと捉えている。

これは人との関係性に置き換えても同じである。他者はその人の自由意志の元で生きている。他者は自分の思い通りにはならない。
他者のことは他者に委ねる。けれど、寄り添い、命として尊重する。相手と自分は全く別の人格であることは明確に認める必要があるが、共に生き、影響を与え合うのが人間という社会的動物だと思う。

私たちはどうやら他の命との一体感の中にいるときに、幸せを感じるようだ。それは例えば大自然の中に身を置く時もそうだし、誰かと気持ちが通じ合う時もそうだ。
逆説的かもしれないが、他者と一体になるには、他者を別の存在として尊重することが必要だと思う。それは、他者の幸せを自分の幸せと感じることかもしれない。
そして、他者の存在を尊重するということは、同時に自分の存在も自ら尊重することだと言える。どちらか一方だけは成り立たない。
そう考えると、他者と一体になるということは、同時に自分を他者とは明確に区別して自分を生き切るということでもあるようだ。

他の命との一体感というのは、別の言い方をすれば、自分が大きな流れの一部として生かされていることへ感謝と言ってもいいかもしれない。
僕の感覚では、現世の全ての存在は元々同じところから来ていて、私はあなたであり、あなたは私であり、私は全体でもあるように思える。
その中で、自由になる意志を持ち、肉体を動かして、今を生きている。

結局、無為とは、自分を生き切ることでもあれば、全体と調和することでもあると思う。それは、自らの魂の求めに従って生かされ生きることなのだろうと思う。そんな生き方が、自立にもつながり、分かち合いにもつながる。
豆腐づくり講座では、無為という考え方を五感を入り口にして共に深めていきたいと思います。ぜひご一緒してください。
10/6(日)・7(月)の回が、あと1枠になりました。

*イベントページから講座の詳細をご覧ください。

「人生を自給する 1泊2日かまど炊き豆腐づくり講座  ー巡る法則についてー」最近、必要なものやことが、必要なタイミングで巡ってくることをよく経験するようになった。小さなことで言えば、会いたいと思っていた人が突然家に来たり、必要だったものを手...
09/09/2024

「人生を自給する 1泊2日かまど炊き豆腐づくり講座 ー巡る法則についてー」

最近、必要なものやことが、必要なタイミングで巡ってくることをよく経験するようになった。
小さなことで言えば、会いたいと思っていた人が突然家に来たり、必要だったものを手土産に持ったお客さんがやって来たり、そんなことだ。
長い間、買い替えができずにいた草刈機は、SNSで聞いてみたら一瞬で譲ってくれる人が現れる。
困った状況に対して、ちょうどそれを解決できる別の状況が現れたりする。
試練のようなものもいいタイミングで訪れる。自分が弱点だと思い、挑戦したいと思っていることも、向こうから試練がやってきて挑戦させてくれる。
しかし、何より一番ありがたいのは、人との出会いだ。最近は、出会うべきタイミングで、出会うべき人と出会っている感覚がある。それも向こうからひょいとやって来てくれたりするのだ。

必要なものやこと、人が巡って来てくれるループが始まったのは、この1年半くらいだろうか。それがどうしてなのかを考えている。
あくまで感覚でしかないが、嘘偽りがない正直な言動を取るようにしているとそうなるのではないか、と思う。何に対して正直かと言えば、自分の魂が求めているものや直感だ。
やりたいことをやる、やりたくないことはやらない。思っていないことを人に合わせて言ったりしない。思っていることは恥ずかしがらずに正直に言葉にする。きれいごとでいいのだ。
やりたいことはあまり考えていないで行動に移す。結果を考えずにまずやってみる。
そんな風に行動していると、どうも巡ってくるらしい。多分それは、自分の魂を解放していると、知らず知らずのうちに、世界に何かを巡らせているからだ。巡らせると巡ってくる。

かまど炊き豆腐づくり講座を、10/6(日)・7(月)に開催します。
僕は、「自分の奥底にある願いのようなものに素直に従って生きる」という言い方をしたりする。その願いに気づくことが第一歩だ。
それは他の人にはできない。自分でやるしかないのだが、自然はその手助けをしてくれる。かまどで火を炊く。大豆を触ってみる。かまど炊き豆腐づくり講座は、自然物が先生だ。

当分の間、日程を決めての開催はこれが最後になるかもしれません。(ご希望があれば、ご相談の上で日程調整して開催できる可能性はあります。)
これまで迷っていた方は、どうぞこの機会に。ご自身の直感を信じて!

*詳細はコメント欄のイベントページをご覧ください。

「豆腐のレスキューのお願い」** たくさんのご注文をいただき、豆腐が余らなくなりました!ありがとうございました! **今週は調整がうまくいかず、豆腐を作っても明らかに余ってしまいそうです。(24丁単位でないと数量の調整ができず、作ると余るけ...
02/09/2024

「豆腐のレスキューのお願い」

** たくさんのご注文をいただき、豆腐が余らなくなりました!ありがとうございました! **

今週は調整がうまくいかず、豆腐を作っても明らかに余ってしまいそうです。(24丁単位でないと数量の調整ができず、作ると余るけれど、作らないと足りないということが起こる。)
久しぶりに、豆腐のレスキューをお願いせざるを得ない状況です。
もしもこの機会に豆腐を食べてみたい方は、オンラインショップからご注文いただけますと幸いです。
*eumo払いの方や、店頭でのご購入をご希望の方は、メッセージください。

発送日は今週6(金)で、ほとんどの地域は翌日着になります。(天候によって遅れる場合もあります。)
消費期限は、9/10(火)までです。

豆腐セットもありますし、豆腐だけまとめてのご購入でもありがたいです。
どうぞよろしくお願いします!

*オンラインショップのリンクはコメント欄(Instagramはプロフィール)にあります。

住所

高遠町山室2326/1
Ina, Nagano
396-0304

営業時間

12:00 - 16:00

電話番号

+81265967710

ウェブサイト

アラート

豆腐工房まめやがニュースとプロモを投稿した時に最初に知って当社にメールを送信する最初の人になりましょう。あなたのメールアドレスはその他の目的には使用されず、いつでもサブスクリプションを解除することができます。

事業に問い合わせをする

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