18/04/2026
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以下、備忘録。
昭和の生き残りとして迎えた39回目の春は、よく働いた春だった。年明けからお別れの準備が続いていて、みおから言われていた「春はわたし居ないからね」は頭の端っこにいた。記憶力とかじゃない何かが欠如してて、4月最初のシフトで「え?」って言って「え?」って言われたの忘れられない。頼りにしていたはるなにも「学校が始まったから」とすごく普通のことを言われて、ぽっつり残されたまおちゃんとわたしで働いた。18年前の銀座の頃もこんなんだったよね、全然変わんないね。でも忙しくてもちゃんとお日様が差し込むお店にしてほんとによかったねって話しかけたけど、まおちゃんの意識は仕込み90%、わたしに10%くらいの返事だった。お日様が差し込むお店にして本当によかった。
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2年近くアントレイドで働いている2人に、今後のentraideをお願いした。謙虚な2人は、ない勇気をぎゅっとかき集めて、お店の舵を取ってくれている。英語もできてフランス留学済みっていうベテランの、下書きが済んだあおいと、相槌と聞き上手を完ストしたひばりが、くるくると駆け回る。「試飲会で選んだワインが喜ばれて嬉しかった」とか、「料理のおすすめはこういう風に話してるんだ」とか、混み合う時間にも明るい話をたくさん持ち込んでくれる。
最近は、仕事終わりにアサヒのロング缶とよく冷えたシュナンブランをチラつかせて、夢の続きを聞いてもらっている。よく笑う人と、よく頷く人と過ごす夜は、いつだって居心地が良い。
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誰もいなくなったキッチンで、NEWLYの『Cogara』を爆音で流して、東京で最高のClub。来週用の牛テールにたっぷりのハーブとアルコールを付着させる。オーブンの中で熱を持ったパテから透明なjusが溢れ出ては染み込んでいく。質の良いビネガーで火を入れた赤玉ねぎは綺麗に切り揃えられていて、それぞれから、均一に香りの良い湯気をあげている。SoundCloudに変えて『FOOL』を流す。店中が甘い香りと、質感の違うすべてのもので、ゆっくりと滑らかに混ざっていく。狭いキッチンで丁寧に手を動かして、静かな高揚に身を委ねる。